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兜と羽根飾り(Casques Et Plumets)
クアスクエス エト プルウメツ

バリエーション
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背景
デザインの背景
エルメスのカレ「Casques et Plumets(兜と羽飾り)」は、
ジュリア・アバディによってデザインされ、1989年に発表されました。
その後、2012年に再版されています。
本作は、19世紀フランスの騎兵隊が用いた、
装飾性豊かな軍用ヘルメットを主題にしたデザインです。
タイトルにある「plumets」は、兜を飾る羽飾りのこと。
金属の輝き、精緻な装飾、そして高く掲げられた羽飾りが、
軍装における威厳と美しさを際立たせています。
着想の背景には、
『イリアス』に登場するヘクトールとアンドロマケーの別れの場面も重ねられています。
父ヘクトールの兜で遊ぶ幼いアステュアナクスの姿は、
戦士の栄光と同時に、戦いがもたらす切なさを象徴しています。
このカレでは、そうした古代の英雄譚にまでさかのぼることなく、
19世紀のフランスの英雄たちが身につけた4つの兜を通して、
騎兵隊の誇りと装飾美が描かれています。
歴史、軍装、そして英雄的なロマンが重なり合う、
力強く気品ある一枚です。
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